資料作成
議事録の「決まったこと」が曖昧なとき:担当・期限を整理する表の作り方
会議の記録は残っているのに、誰が何をするか分からない。そんなときは、会話を短くする前に「決定」「未決」「次の作業」を分けてみましょう。メモ帳でも使える整理方法と、Googleドキュメントで表にする手順を紹介します。
発言と決定を分ける
「来週出せたらいいですね」は、期限が決まったとは限りません。「田中さんにお願いできそう」も、本人が引き受けたことを意味しません。議事録を整える人やAIが、曖昧な発言を決定事項に変えないことが大切です。
以下は当サイトが作成した架空の会議例です。実在する人・会社の記録ではありません。
整理前のメモ
案内文は短い版を採用。公開は来週を目指す。佐藤が文面を直す。修正案は9月18日まで。画像は田中に相談してみる。公開日は責任者の確認後に決める。
「相談する」を「担当決定」に変えない
表には「未決」と残し、確認する質問を添える。
まず5列に分ける
項目、状態、担当、期限、確認先の5列にすると、分からない部分も残せます。空欄だと記入漏れか未決か判別しにくいため、「未決」と書きます。
| 項目 | 状態 | 担当 | 期限 | 確認先・補足 |
|---|---|---|---|---|
| 短い案内文を採用 | 決定 | 作業なし | 対象外 | 会議の決定事項 |
| 案内文の修正案を作成 | 作業予定 | 佐藤 | 9月18日 | 年は原文にないため要確認 |
| 画像担当を決める | 未決 | 未決 | 未決 | 田中への相談者も未決 |
| 公開日を確定 | 未決 | 未決 | 未決 | 責任者の確認が必要 |
「来週を目指す」は目標です。合意済みの公開期限として記載しません。年のない日付は、日付だけを見て自動補完せず会議日と照合します。
Googleドキュメントに表を作る
- パソコンで対象のGoogleドキュメントを開く。
- 「挿入」→「表」から5列の表を追加する。
- 先頭行に「項目・状態・担当・期限・確認先」を入力する。
- 作業を1行ずつ記入し、必要な行はセルの右クリックメニューから追加する。
表の追加・行の追加はGoogleの公式ヘルプで確認しています。ここでの5列の設計は当サイトの提案で、Googleが指定する議事録形式ではありません。
AIに頼むなら、未決を残すよう指定する
入力には公開して差し支えない架空例を使って試します。実際の社内メモを外部AIへ渡す場合は、組織で認められた環境と情報の範囲を確認してください。
以下の会議メモを、項目・状態・担当・期限・確認先の5列で整理してください。 状態は決定、作業予定、未決のいずれかです。 担当や期限を推測で補わず、原文にない場合は未決としてください。 希望や提案を決定に変えないでください。 年がない日付には「年は要確認」と補足してください。 最後に、参加者へ確認する質問を列挙してください。 メモ: 案内文は短い版を採用。公開は来週を目指す。 佐藤が文面を直す。修正案は9月18日まで。 画像は田中に相談してみる。公開日は責任者の確認後に決める。
この入力例で必ず同じ結果になるとは限りません。生成結果を上の表と照合し、特に画像担当や公開日が勝手に確定していないかを確認します。
配布する前の確認は3つ
- 担当者が引き受けた作業か。候補者を担当者に変えていないか。
- 期限は合意した日か。希望日と混ざっていないか。
- 未決事項に、次に確認する相手や質問が付いているか。
確認質問は「画像の相談をするのは誰ですか」「公開日を確定する責任者は誰ですか」のように、一問で一つの不足を埋める形にします。回答後に表を更新し、配布版の日付を残せば、どの時点の決定かも追いやすくなります。
新しいツールを増やす前に
小規模な会議なら、今使っている文書にこの表を加えるだけでも試せます。タスクが増えて担当者への通知が必要になった段階で、自動化の範囲を考えましょう。
今回の5列表で「誰へ何を渡すか」が決まれば、通知の仕組みも考えやすくなります。毎回別のアプリへ連絡を打ち直している場合は、Makeで受付内容をSlackへ渡す例を参考に、自分の管理方法で同じ受け渡しができるか検討できます。提案を会議に持ち込む側なら、5枚の説明資料を作る入力例が次の入口です。
確認した公式資料
Google ドキュメント エディタ ヘルプ:表を追加、編集する。表の操作方法を参照し、整理例とAIへの入力例は当サイトで作成しました。